多摩川すずしろの朝
2008.05.31 ( Sat ) |
天保の飢饉
2008.05.29 ( Thu ) ![]() 脆弱な贅沢な悩みで 肉体も心もぶよぶよに太ってしまった。 両手を合わせて いったい何を願うというのだ 曖昧な幸せしか思いもつかない。 ![]() 年をとるってことは 意味もなく涙がにじむってことなのか 近づくにつれ こころはいつも 悲しみの先回りをしている。 ![]() Canon PowerShot S3 IS |
白雲木 ハクウンボク
2008.05.28 ( Wed ) |
青空を飛べないとしても
2008.05.27 ( Tue ) |
仲がいいにも ほどがある。
2008.05.26 ( Mon ) 窓際の枝が 切り掃われたからって
俺が仕事もできない窓際族で やることがないからって 毎日毎日 ここに来てイチャイチャして 仲のいいとこ 見せつけてるんじゃねぇよ。 ![]() おい! 恍惚の表情浮かべているんじゃねぇ! ![]() ばか野郎! 俺だって 家に帰れば お前らに負けないくらい とっても 仲いいんだぞ! 嘘だと思うんなら 家のベランダに来て覗いてみろよ。 お前らが悔しがるくらい すげー仲いいとこ見せつけてやるから こらっ!! 変態!! って顔で見るんじゃない!! ![]() Canon PowerShot S3 IS |
山吹の季節
2008.05.25 ( Sun ) ![]() 北向き斜面の麓(ふもと)を縫うようにして 小川が流れていた。 一跨(ひとまた)ぎで渡れるほどの せせらぎをなぞるように 黄色い花が新緑の木陰に咲く。 それを合図にしたかのように 上流のため池の栓が ひとつ抜かれた。 ![]() 勢いよく流れだした水は日当たりのいい 沢の中央を下り 川底にできた幾つかの水たまりを 次々に繋(つな)いで流れてゆく。 水かさを増した小川は 川底に転がる小石の数だけ キラキラと輝き ゆらぎだした。 ![]() 遠くでトラクターの低く唸る音が 山間(やまあい)に響いている。 沢は 下るにつれ広がりを見せ 小川は二手に分かれ 一方はそのまま下り もう一方は北向き斜面の麓(ふもと)へと流れ込んでゆく。 そこには黄色い花と 所どころに白い花が やまの木陰に守られるようにして咲いていた。 新緑に色づいた木々の透き間から ウグイスの最後の鳴き声が 綺麗に響いてくる。 田んぼに水が張られ ひかり輝きだすと ウグイスは 鳴き声をカッコウに譲って 山の奥へと戻ってゆくのだろう。 ![]() 裕福な暮らしと引き換えに 失ったものの大きさに気づかない。 そう遠くもない昔 山吹の季節 沢の田圃には家族総出で 親戚総出で もっとたくさんの人影と 子供たちのはしゃぐ声があったはずなのに。 家族の絆 親戚の絆を断ち切るように 遠くでトラクターの低いうなり声だけが 響いている。 絆が薄れたから機械に頼ったのだろうか 機械に頼ったから絆が薄れていったのだろうか ぼくは今 都会の遊歩道の縁(へり)に腰を降ろし 日当たりのいい花壇に植えられた 山吹の花を眺めながら ドラマや小説でしか見たことのない現実を ぼんやりと思いやっている。 木陰に守られることもなく 咲き誇っても すぐに 光の強さに疲弊してしまうだろうに。 ![]() 田圃に水が張られると 水田は光を拡散させ レース越しの光のように 北向き斜面を やんわりと明るくさせた。 泣きやまぬホトトギスの物悲しげな鳴き声が 新緑のひかりに溶け込んでゆく 木々の合間を縫って 我が子の寝顔も知らない 我慢を忘れた自由たちが 驚いたように飛び去って行く。 ![]() 木陰に咲いてこそ 黄金(やまぶき)の花 Canon PowerShot S3 IS |
皐月の嵐
2008.05.24 ( Sat ) |
水辺に咲く紫の花
2008.05.24 ( Sat ) |
きみだってひかりを欲しがっている。
2008.05.23 ( Fri ) |
なにを残せたのだろう
2008.05.21 ( Wed ) |
芹葉飛燕草
2008.05.21 ( Wed ) |
風はとどまることなく流れて行ってしまう。
2008.05.20 ( Tue ) |
石楠花
2008.05.19 ( Mon ) |
待つ wait
2008.05.18 ( Sun ) |
藤の花房を伝うように夕日は落ちていった。
2008.05.17 ( Sat ) ![]() 悲しみのひとつひとつに 花を咲かせ お寺の境内は 雪駄のあわただしい音も遠のいて 夕方の準備をしている。 ![]() 帰りを急ぐ自転車のブレーキの きしむ音をも飲み込み 暮れゆく寂しさを伴って 境内は静まりかえった。 ![]() ![]() ![]() ![]() Canon PowerShot S3 IS |
たんぽぽ畑
2008.05.16 ( Fri ) |
あめあがりの太陽は
2008.05.15 ( Thu ) |
すこしばかり気づくのが遅くなった花
2008.05.14 ( Wed ) ![]() いつも遥か彼方の夢を見ていた。 それは現実逃避というタグが貼られていて いつでも 取り出すことができた。 なにひとつ 傷痕も付けられない重さもない消えゆく時間。 ![]() こころを引きずって 一歩踏み出せば 足元を見ないわけにはいかない。 ねえ。 そうでしょ痛みを感じるならば。 ![]() いままでだって そうしてやって来たんでしょ。 気付かなかっただけ 真剣になれば未来なんて 足元に転がり落ちているんだって。 ![]() Canon PowerShot S3 IS |
河原に咲く菜の花
2008.05.13 ( Tue ) |
走野老 (はしりどころ)
2008.05.12 ( Mon ) ![]() どれだけの毒気にあてられれば ぼくはこんな所まで来る必要があったのだろうか。 ![]() 芽吹く前のカラマツ林は 光が遊び放題で まるで きみにもてあそばれてるみたいだ。 ![]() ぼくはいったいどれだけ 気付かずに きみに毒を吐き続けたっていうのだろうか。 ![]() 一晩中 寝もしないで走り続け きみの難問を解き続け 拒否され続けてきた。 ![]() そうして こんな山奥でひざまずき 許しを乞うている。 気づけないんだ ぼくには きみは 沈黙を守ったままだから 走り続けるしか方法がないんだ。 ![]() Canon PowerShot S3 IS |
薄れてゆく記憶の中で
2008.05.11 ( Sun ) ![]() リアルな夢を見たあとの臨界を彷徨う時の浮遊感 ![]() 夢でよかったと思う安堵感にのしかかる現実の重さ 天秤にかけている。 ![]() 痛みなんか薄れていけばいいのに 紫雲英(げんげ)の海のなかで 現実より重い夢を見てる。 ![]() ![]() Canon PowerShot S3 IS |
雨上がりの郁子
2008.05.10 ( Sat ) |
くさいちご
2008.05.08 ( Thu ) |
おれを無視する素敵なチェーンをつけたネコ
2008.05.06 ( Tue ) |
民話の少女はいつも悲しそう
2008.05.05 ( Mon ) |
早い春 遅い春
2008.05.04 ( Sun ) ![]() どきどきしていた きっと どきどきしていた。 ![]() 想い描いていたものが あっという間に 強烈なフレアのなかに飲み込まれていった。 ![]() 突然の出会いに こんなちっぽけなお社(やしろ)の神様の前で こんな僕だっていい子になって ひざまずいてヤマシイこころと戦ってしまう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Canon PowerShot S3 IS |
さえずり
2008.05.03 ( Sat ) ![]() ツーピー ツーピー ツーピーとシジュウカラの囀(さえず)りと大粒のひかりが 天気雨のようにして降りしきる。 ![]() 若い草いきれの地べたの空気は微動だにせず ひかりと影の動きで 林の上空はゆっくりと小枝を泳がせているのがわかる。 ![]() こんな止まった時間の中でも ぼくはなにか悪いことを考えている。 ![]() このままずうっと そう このままずうっと ![]() ![]() Canon PowerShot S3 IS |
あまなの春
2008.05.02 ( Fri ) ![]() 森の奥では 春の雨に打たれたばかりの あまなの花が目覚めた。 ![]() タチツボスミレのにぎやかさに隠れるようにして ひっそりとうなだれている。 ![]() そう 渇きを潤すようにひかりを求めて そう 草木をぬぐうようにして身をくねらせている。 ![]() ![]() Canon PowerShot S3 IS |
くものいと
2008.05.01 ( Thu ) ![]() 食べること以上の重さを想定していないから ![]() いともたやすく切れてしまう綱渡り ![]() 意味もない重さをかけたりしては 不平不満ばっかり ぶら下げてしまう。 ![]() あさのひかりでリセットできれば簡単なんだけど 生きてきた過程がまとわりついて 離れない。 ![]() ![]() Canon PowerShot S3 IS |
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